サウンドマスキング
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当事務所では、昨年来、コクヨの「サウンドマスキング」を導入しています。
事務所天井の裏に、いくつものスピーカーを設置し、そこから空調の「ゴーッ」というような低い音を常に流します。これによって、同じ室内で少し離れたところにいる人の話の内容が分かりづらくなり、来客スペースと事務所メンバーの執務スペースとの間で声が漏れるのを少しでも防ぐのが目的です。
もともとこの目的のために、有線放送を導入してバロック音楽を流していたのですが、それだと音楽に興味がある人はそっちに気が行ってしまい、相談等に集中できなくなってしまうのではないかと考え、導入した次第です。
サウンドマスキング導入と同時に、有線放送からは自然の鳥の声を流すようにしています。
そのため、今では事務所中に、低いゴーッという音と共に「ピー、ピヨピヨ」といった声も同時に流れています。
コクヨのホームページでも、当事務所の導入が取り上げられ、私のインタビューが掲載されています。
以下、同ページの私のコメントを引用します。
「電話応対をする事務職員の声や事務所スタッフどうしの会話が、事務所にいらしたお客様に聞こえてしまうのは前から気になっていたことでした。
面談室と執務エリアを天井までの高いパーティションで仕切れればかなり緩和されると思うのですが、防災設備を設置しなければならなかったり現状のビル内装に設備を変更・追加するのにかなりの費用がかかるので何かいい対策をできないかと検討していました。
サウンドマスキングシステムについては、NHKのためしてガッテンという番組で知りました。その後、コクヨマーケティングからご紹介を頂き、実際にコクヨ品川ショールームに体感しに行きました。その際、少し離れた場所で話される声が、サウンドマスキングを導入することによって話の内容がほとんど判別できなくなることに納得感があり、導入を決めました。
導入前と比べると、来客スペースと執務スペースの間で声が聞こえて気になってしまうということは、ほ ぼなくなりました。サウンドマスキングは、これを導入していることが来客者にすぐに分かってもらえるものではないものなので、導入したことで相談者や依頼 者が直ちに増えることにつながるものではないと思います。しかし、これを導入したことによって、相談者や依頼者が事務所に対して無用な不満を抱いてしまう という事態を大きく防げると思うので、今後の事務所の発展につながるものと確信しています。
弁護士の世界は、これから弁護士人員が急増することが決まっており、法律事務所にとって顧客の維持・確保が深刻な問題となりつつあるところですが、サウンドマスキングは法律事務所の信頼維持・確保のために有用なツールだと実感しています。
また、執務エリアにおいてのサウンドマスキングは集中力を高めることにもつながっています。
法律事務所は、深刻な問題を抱える相談者・依頼者がいらっしゃる場所なので、そのような方が事務所にお越しいただいた際に執務スペースの話し声のことで不満を抱かれないようにするためにも、サウンドマスキングは有用なシステムであると導入して満足しています。」
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