（労働問題）退職した会社に対して残業代を請求した事例

横浜市在住30代男性

ご相談の概要

　以前勤めていた会社で長時間の残業をしていたが、残業代を受け取った覚えがないということでご相談いただいた。

　退職後のご相談だったため残業をした証拠が手元になく、「会社に残業代が請求できないのではないか？」と心配されていた。

　まず、相手会社に対して相談者のタイムカードや賃金台帳等の資料を開示するように求め、開示された資料や依頼者から聴取した事情をもとに残業代を算定し、会社側に残業代を請求した。

　その後、会社側との交渉を重ね、残業代を受け取ることができた。

　社員が退職をした場合でも、会社は一定期間賃金台帳等の書類を保存する義務を負っています。

　そのため、仕事をしていたときに、タイムカードなどで残業をしていた記録をつけていたのであれば、その書類などを会社が保管しているはずです。

　残業で仕事がお忙しい方にとっては、働きながら残業代確認や請求まで考えることは簡単ではないかもしれません。

　退職後であったとしても、残業代を請求したいとお考えであれば、まずは弁護士にご相談されることを推奨します。

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