自己破産による影響

平成23年1月20日号掲載
 Q
 私は多額の借金を抱えており、自己破産を検討しているのですが、自己破産をするとどのようなことになるのでしょうか。
 
A
 自己破産という制度については、これをすると社会人として終わりになってしまうなどといった、誤った理解をしている方が多く見受けられます。
 自己破産(個人の場合)とは、自分の財産や収入では到底返していけない多額の借金を負ってしまった場合に、裁判所に申し立てることによって、最終的には返済をする責任を免除(免責)してもらい、新たに生活を立て直すために用意されている制度なのです。
 自己破産をすると、所有している不動産は手放さねばなりませんが、生活に必要な身の回りの物はそのまま所有でき、ほとんどの仕事はそのまま続けることができます。戸籍や住民票に記載されることはなく、職場や知人に知られることもまずなく、引越もできます。
 たしかに「社会的信用を失う」ことにはなりますが、これは新たに借入をしたり、クレジットカードで後払いをしたりできなくなるという程度の意味であり、それ以外に重大な影響は特にありません。
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